世界的に希少な植物由来の美人の湯、モール温泉。北海道の名湯「十勝川温泉」でONSEN文化を体感♪

ヨーロッパの有名な温泉地にも引けを取らない、世界有数の温泉大国・日本。温かな湯に浸かり、季節の移ろいや自然との一体感を感じる「温泉=ONSEN」は日本独自の美学であり、まさに日本文化の集大成です。

全国No.1の温泉地の数を誇る北海道は、世界中から温泉愛好家が集まる非常に特別なエリア。そんな北海道に数ある名湯の中でも、“まるで化粧水のような温泉”として美容マニアたちに注目されているのが、雄大な十勝川の河畔に湧く温泉地「十勝川温泉」です。一体どんな温泉なのか、その魅力を探ってみましょう。

日本でも数少ない、太古の植物由来の湯「モール温泉」

十勝川温泉の最大の特徴は、モール温泉と呼ばれる植物性の天然温泉にあります。数千年から数万年にわたり堆積した植物層(泥炭層)を地下水が通過することで生まれる温泉で、植物由来の有機成分を豊富に含んでいます。これらは保温・保湿効果に優れた弱アルカリ性の泉質で、太古のロマンを彷彿とさせる琥珀色の湯が旅人たちの疲れをじっくりと癒やしてくれます。

一般的な鉱物由来の温泉と比べて希少性が高く、天然のモール温泉を楽しめる場所は温泉大国の日本といえどもごくわずか。こうしたことからモール温泉は、未来に残したい宝物や資源だけが認められる「北海道遺産」にも選ばれています。

モール温泉の効能をCheck!

泉質:ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
効能:神経痛、筋肉痛、慢性皮膚病、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性婦人病、冷え性ほか
\The Point!/
お湯はほのかに琥珀色を帯び、肌にまとわりつくようななめらかな感触。古代の植物の恵みをたっぷりと含み、天然の保湿成分により肌がしっとりと潤うことから、“美人の湯”とも呼ばれています。ぜひ、十勝川温泉で極上のスパ体験を体感してみましょう♪

先住民・アイヌの人々の
湯治場だった由緒ある温泉地

モール温泉の「モール」は、ドイツ語の「Moor(=湿原、泥炭)が由来。しかし、かつて十勝川温泉周辺に暮らしていた北海道の先住民・アイヌがこの場所を“薬の沼”と呼んでいたという言い伝えがあり、温泉地として知られる以前から癒しの湯治場として土地の人々を癒やしてきました。こうした歴史や文化も、十勝川温泉の価値を高めているのです。

最寄りの空港から好アクセス。
初めての温泉旅に最適!

十勝川温泉は、大自然に彩られた十勝平野のほぼ中心部・音更町にあり、アクセスの良さも魅力の一つです。エアロK航空の直行便で韓国の《清州・仁川》と結ばれた《とかち帯広空港》からは車で約40分。最寄りのターミナル駅であるJR帯広駅からは15分ほど。どちらもアップダウンのない平坦な道で、信号も少ないため、レンタカーを利用すればスムーズにアクセスすることができます。

空港と帯広駅バスターミナルからそれぞれ路線バスも運行しており、公共交通機関を使った旅行でも安心です。各時刻表や運賃については、バス会社の公式ウェブサイトで確認しましょう。

十勝の自然と温泉に身を委ねて、心と体をリフレッシュ

前述のように、十勝川温泉の周囲には広大な十勝平野と大自然が広がっています。また、その景観に寄り添うようにアットホームなホテルやB&B(Bed and Breakfast)、自然体験型のロッジなど15軒前後がコンパクトに点在しています。大浴場や露天風呂のほか、プライベートな湯浴みができる貸切風呂や客室専用風呂付きの施設もあるため、個々のスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。日帰り入浴に対応しているホテルもあり、楽しみ方はさまざまです。

日本の温泉ルールをCheck!

通常、日本の温泉では水着の着用は認められておらず、裸で入浴しなければなりません。また、タトゥーがある人は入浴禁止であることが多いものの、近年はタトゥーを隠すシールを貼れば入浴できるケースもあります。各施設のウェブサイトなどで事前に確認しておくと安心です。
「裸で入浴するのは抵抗がある」「あまり時間がない」という人には、気軽に利用できる無料の「足湯」もおすすめ。十勝川温泉エリアには3つの足湯スポットがあります。観光やドライブ途中に立ち寄るなら、十勝エコロジーパークの「足湯ハウス」へ。
冬期(11月~3月頃)に無料で利用できるモール温泉の足湯が設置されます。屋根付きで雨の日も安心、タオル販売もあり、十勝川温泉の自然体験の一環として楽しめます。十勝の自然とモール温泉を気軽に体験できるスポットとして、冬のアクティビティと合わせて訪れてみてください。
【information】
十勝エコロジーパーク「足湯ハウス」
場所:十勝エコロジーパーク内(十勝川温泉の近く)
アクセス:JR帯広駅から車で約20分、音更帯広ICから車で約20分
利用期間:11月頃~3月末頃まで(冬期限定、イベントによる)。
泉質・特徴:十勝川温泉のモール泉。 木造の建物で屋根付き、無料。タオル販売あり(有料)

\利用時のポイント/

公式情報を確認
利用期間や営業時間はイベント開催状況により変動するため、公式情報で確認するのが確実です。イベントシーズン(冬フェスなど)と連動しているため、じゃらんnet, フォートラベル, アソビュー!などの情報や、十勝エコロジーパークの公式サイト(「ウィンターフェスinエコパ」などのキーワードで検索)で最新の利用期間を確認しましょう。

通年で利用できる「道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉」の足湯(営業時間:9:00~21:00(年中無休)も人気です。こちらは地元のグルメを楽しめるレストランや売店を併設した道の駅内にあり、足湯からの眺望も抜群。きっと爽快な気分になれるでしょう!

十勝川温泉エリアは
ローカル感溢れる北海道の穴場

十勝川温泉はとても魅力的なデスティネーションですが、札幌や富良野など北海道内の有名な観光地と比べれば知名度が低いのが現状。観光客が少ないぶん、混雑を避けてのんびりと温泉街本来の風情を楽しめる穴場でもあります。

紅葉や雪見風呂を楽しむもよし、浴衣を着てSNS映えする温泉街を散策するもよし。十勝川温泉で、特別な温泉体験を楽しんでみませんか?

関連記事

  1. 【11月8・9日】無印良品ハピオ木野2周年祭|音更町

  2. 【10月16日~20日】十勝の美味しいが集結!ハピオマルシェ|音更町

  3. 十勝最古の秘湯「芽登温泉」地元民にも知られていない北海道の観光地へ! 人気の富良野・美瑛から日帰りでも行けるパーフェクトガイド

  4. 【11月15日】道の駅おとふけに出張出店 ステップスポーツ札幌店│音更町

  5. 【9月13日(新得町)・14日(音更町)】絵本作家どいかや講演会 絵本『チリとチリリ』ができるまで

  6. 【10月4日・5日】雑貨&ビューティマルシェ|音更町

観光周遊プラン検索使い方ガイド

旅行プラン

A・Bのどちらか一方を選択(排他的)

Aおまかせプランから探す

目的に合わせて、最適な観光スポットとコースをプランニングします!

B訪れたい観光スポットから探す

選択した観光スポットと近隣のおすすめスポットを組み合わせてプランニングします。

誰と行く?

観光時間

戻り時間は出発時間から3時間以上を設定してください

宿泊エリア ※1泊の場合のみ選択

出発地点

到着地点

天気予報

5日以内に出発する場合のみ利用可能です。

移動手段


「タクシーを優先する」を選択しない場合には、徒歩15分以内は徒歩ルートを優先してご提案します。
アーカイブ