北海道帯広市の中心部にある帯広市図書館は、帯広市民に限らず十勝管内にお住まいの方も利用できます。街なかにあり、アクセスの良さも抜群。読書や調べもの、学習など目的に合わせて思い思いに過ごせる、地元民の憩いの場です。
魅力は館内利用だけにとどまりません。電子図書館やオーディオブック、移動図書館など、生活スタイルに合わせて「本との距離」を縮めてくれるサービスも充実しています。知るほどに「本を借りる場所」から一歩進んだ使い方が見えてくるはず。
フロアごとの見どころから館外サービスまで、帯広市図書館の魅力をまとめて紹介します。
なお、記事の情報は令和8年2月19日時点のものです。最新情報は帯広市図書館ホームページでご確認ください。
帯広市図書館ホームページ
Contents
施設の魅力とフロアガイド

帯広市図書館は3階建ての広い館内が特長。はじめて訪れる方でも全体像をつかみやすいよう、フロアごとの主な施設・コーナーを表にまとめました。
| フロア | 主なコーナー |
| 1階 | 総合カウンター、一般文学、家政学、児童書、ヤングアダルト、新聞・雑誌、AVコーナー |
| 2階 | 一般書(文学・家政学以外)、辞典類、地域・行政資料 |
| 3階 | 喫茶コーナー、休憩ラウンジ、読書テラス |
次に、それぞれのフロアの見どころを紹介します。
1階|世代を超えて楽しめるメインフロア
1階は、貸出・返却などの手続きを行う総合カウンターを中心としたフロアです。


一般文学や家政学の書棚に加え、児童書や中高生向けのヤングアダルトコーナーも充実しており、幅広い世代が利用しています。
新聞・雑誌コーナーや新刊コーナーでは、話題のトピックや最新情報に気軽に触れられるのも魅力。

さらにDVD・CDを楽しめるAVコーナーも備えられており、読むだけに留まらず、観て・聴いて楽しめます。
2階|調べものや地域資料に強いフロア
2階には、文学・家政学以外の一般書をはじめ、辞典や地域・行政資料がそろっています。道内の各市町村や地元・十勝に関する資料も充実しており、郷土について調べたい方にとって頼れるフロアです。
調べものの相談ができる「資料相談カウンター」も設けられており、研究やリサーチに行き詰まったときにプロの目線でヒントをもらえます。

落ち着いた雰囲気の中で学習に取り組める場所があるのも特長のひとつです。書籍をじっくり閲覧できる席に加え、PCを持ち込み作業できる部屋、共同研究のできる部屋など、用途に合わせてスペースが分かれています。

3階|飲食も学習も両方かなうフロア
3階には読書の合間にひと息つける喫茶コーナーがあります。

軽食をとったり、飲み物を飲みながら勉強したりと思い思いに過ごせる場所です。受験シーズンには、水分をこまめに摂りながら学習に打ち込む学生の姿も見られます。
カフェメニューには、サンドイッチやスパゲッティ、スイーツなどが用意されており、勉強の合間に小腹が満たせるのも嬉しいところです。


季節限定で開放される読書テラスでは、開放感のある空間で気持ちよく読書を楽しめます。
帯広市図書館を利用するなら押さえておきたい3つのポイント

ここでは来館前に確認しておきたい基本ルールを、3つに絞ってまとめます。
本を借りるには利用者登録が必要
帯広市図書館で本を借りるには、利用者登録が必要です。手続きは図書館1階の「総合カウンター」で行えます。
対象者
- 一般利用者:帯広市民、または帯広市内に通勤・通学している方
- 広域利用者:十勝管内にお住まいの方
- 長期滞在者:仕事などで十勝管内に4週間以上滞在する方
手続きに必要なもの
- 本人確認書類:氏名・生年月日・住所が確認できるもの(運転免許証、マイナンバーカード、学生証など)
- 通勤・通学の証明(帯広市外から帯広市へ通勤・通学している方のみ対象):勤務先・通学先が確認できる身分証(社員証、学生証など)
なお、利用者登録をしなくても館内での閲覧や施設利用は可能です。加えてこども映画会・日曜映画会などのイベントにも、利用者登録なしで参加できます。
一度に借りられる本は10冊まで

本は1回に10冊まで借りられます。貸出期間は14日間で、読み終わらない場合は1回だけ延長が可能です(※)。延長手続きは、返却期限内であれば公式サイトや電話から手続きできます。
※次に予約が入っている本は、延長できない場合があります。
駐車場は3時間まで無料で利用可能

図書館の東側には、無料で利用できる駐車場があります。ただし駐車できるのは入場から3時間以内と決められているため要注意。入庫時に発行される駐車券を館内のカードリーダーに通して、認証手続きを行いましょう。
もし時間を気にせず過ごすなら、徒歩や公共交通機関での来館もおすすめです。
【information】
◼︎帯広市図書館
住所: 北海道帯広市西2条南14丁目3番地1
電話: 0155-22-4700
営業時間: 火曜日~金曜日:10:00~20:00、土・日曜日・祝日:10:00~18:00
定休日: 毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日が休館)、月末整理日(毎月末日。末日が土・日の場合は順次繰り上げ)、年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場: あり(94台)※無料ですが、利用は入場から3時間以内に限られる
アクセス: JR帯広駅から徒歩2分
公式HP SNS(X)
図書館の外へ広がる3つのサービス
帯広市図書館の特長は、館内の蔵書や空間など「従来の図書館らしさ」だけにとどまりません。生活スタイルに合わせて読書の入口を増やせるよう、本館を訪れなくても利用できるサービスも用意されています。
1.電子図書館

電子図書館は、スマホやPCから利用できる「オンラインの図書館」です。仕事や家事で図書館に立ち寄れない日でも、すきま時間に本を開けるのが魅力。
借りに行く・返しに行く手間が減る分、忙しい方の「読書習慣づくり」にも役立ちます。一度に借りられるのは3冊までで、貸出期間は7日間。期限が来ると自動的に返却されるため、返し忘れの心配もありません。
帯広市公式LINEから利用ページへアクセスできる入口も用意されており「思い立ったときにスマホでさっと読める」手軽さが、読書を続ける後押しになります。
なお、電子図書館を利用できるのは、利用者登録を済ませている方のうち、帯広市民または帯広市に通勤・通学している方に限られます。
電子図書館についてはこちら
2.オーディオブック

オーディオブックは「聴く読書」ができるサービスです。家事や移動の時間に「ながら読書」ができるので、本から離れていた人が戻ってくる入り口としておすすめできます。
いつでもアクセスして好きな本を聞けるのも嬉しいところ。電子図書館と異なり、本を借りるサービスではないため、返却の必要もありません。自分のペースでゆっくり時間をかけて聴けます。
「利用者登録」を済ませている方は、帯広市図書館ホームページ上で利用できます。
オーディオブックについてはこちら
3.移動図書館

移動図書館バス「ナウマン号」は、約3,500冊の本を載せて市内を巡回し、図書館から距離のある地域へ「本との出会い」を届けています。本館まで足を運ばずとも、帯広市内約50か所のうち最寄りの場所で本を借りられるのが特長です。
貸出期間は1か月と本館で借りるより長めに設定されており、忙しい時期でも自分のペースで読み進めやすいのも魅力。本館で借りた本の返却も受け付けてくれるため、図書館利用のハードルを下げてくれます。
なお、移動図書館バス「ナウマン号」の巡回先でも、利用者登録が可能です。
移動図書館バス「ナウマン号」についてはこちら
イベント情報|交流の場としての図書館
帯広市図書館では、読書を「個人の時間」から「地域の体験」へと広げるため、多彩なイベントが行われています。そのうち代表的な2つのイベントを紹介します。
映画会
1階の多目的視聴覚室で、無料の映画上映が定期的に行われています。親子で楽しめる作品を上映する「こども映画会」と、一般向けの「日曜映画会」があり、誰もが気軽に参加できイベントです。
映画会は基本的には次のスケジュールで開催されています。
こども映画会:毎月第2日曜日(事前申込不要)
日曜映画会:毎月第4日曜日(事前申込制)
ただし月によって開催日が異なる場合があるため、参加の際は以下のページで最新の案内を確認しておくことをおすすめします。
図書館イベントはこちら
おはなし会
おはなし会は、お子さんが本と触れ合えるイベントです。絵本の読み聞かせや紙芝居など、子どもが楽しい物語と出会うきっかけが詰まっていて、親子で立ち寄りやすい雰囲気です。1階「こどもの本の森」内の「おはなし室」で定期的に開かれています。
開催日は次のとおりです。
幼児~小学校低学年向けおはなし会:第1~5土曜日
乳幼児向けおはなし会:第2・4水曜日
事前申込も不要なので、思い立った日に参加できる気軽さが、多くの親御さんに喜ばれています。開催情報はX(旧Twitter)やHPで随時発信されています。
帯広図書館公式X(旧Twitter)はこちら
帯広市図書館──暮らしに読書の種を蒔く場所

帯広市図書館は豊富な蔵書がそろう「読みたい人」や「調べたい人」の拠点です。けれど役割は、それだけではありません。
電子図書館やオーディオブックで、来館できない日にも本との接点をつくり、読み聞かせ会などのイベントで「本が身近にある時間」を増やしてくれます。読書を習慣にするために、暮らしのあちこちへ小さな種を蒔いていく──そんな存在です。
最近、本から少し遠ざかっているなと思ったら帯広市図書館に、ふらっと足を運んでみてはいかがでしょうか。













