直線200m、最大1トンの鉄ソリ、そして二つの“壁”。ここでしか見られない「ばんえい競馬」は、力と駆け引き、歴史と日常、食と学びが一夜に凝縮される“総合エンタメ”です。
MATOKA編集部が協賛レースで実際に遊んだ体験、完全攻略ガイド、となりの「とかちむら」活用術、そして初心者が当日迷わない馬券の買い方まで、知見を一記事に束ねた決定版です。まずは“全体像”を掴んだら、要所に置いたリンクから各記事へ飛んで、現地でそのまま使ってください。
Contents
なぜ、ばんえいは人の心をつかむのか

世界で唯一の競馬が十勝にあるのは、この土地の暮らしが産んだ文化だからです。開拓の時代、畑を耕し荷を運んだ重種馬の力比べがルーツ。そのDNAは今も帯広競馬場の砂上に息づいています。
レースは直線200m、途中に二つの障害。騎手は馬に“乗らず”ソリに立ち、手綱とムチで呼吸を合わせます。勝敗を分けるのは筋力だけでなく、第2障害での“刻むorひと腰”という戦術。この基本構造は、まず以下の記事で全体をおさえてください
重量1トンの鉄ソリを曳く農耕馬が、雪国・十勝で火花を散らす――それが世界で唯一の「ばんえい競馬」です。帯広競馬場を舞台に繰り広げられる200m直線レースは、十勝に根付く馬文化の結晶。本記事では歴史から馬券の買い方、家族での過ごし方、場内グルメ、隣接施設「とかちむら」、引退馬が引く馬車Barまで、初め...
砂のきしむ音、鼻息、乾いたムチの音。観客はコース脇を歩きながら並走できます。距離が近い——これが“ばんえいの沼”の入り口です。
当日の動き方(超実践編)——この記事を片手に

STEP0:入口は「とかちむら」から
観戦前の腹ごしらえとウォームアップは、競馬場に隣接するとかちむらが最短です。豚丼・スイーツ・資料展示まで“十勝の要約”が集約。モデル動線と名店は以下の記事からどうぞ
とかちむらは、世界で唯一の「ばんえい競馬」を観戦できる「帯広競馬場」に隣接する観光スポット。十勝の魅力を一気に味わえる、観光の入口にぴったりの場所といえます。 産直市場で十勝産の旬の野菜や農産物、お土産を選んだあとは、飲食エリアで十勝グルメを堪能する。あるいは「馬の資料館」で、開拓と馬の歴史に...
ゲートは入場無料。館内に入ったら、入り口脇のラックから出走表を一枚。今日は何レース?何時発走?“時間の地図”を手に入れます。
STEP1:館内一周で“動線”を把握
まずはマークカード置き場と券売機の位置だけ確認。あとは食堂・売店をチェックして、腹が減ったらすぐ寄れるように“心の地図”を作っておきます。
STEP2:パドックで“推し馬”を見つける
レース30分前からパドックへ。毛ヅヤ、目の冴え、歩様のリズム。難しく考えず、直感を信じてOK(フラッシュNG、静かに鑑賞)。
STEP3:オッズで“温度”を確かめる
館内モニターで単勝オッズを確認。低い=人気・堅い/高い=穴・夢。パドックの直感とオッズの“温度”を擦り合わせて、買う馬を決めます。
STEP4:券種は4つだけ覚える
- 単勝(1着)
- 複勝(3着以内)
- 馬複(馬連)(1・2着の組み合わせ・順不同)
- ワイド(3着以内に入る2頭の組み合わせ)
マークカードは場名→レース番号→券種→馬番号→金額の順に“ぬり絵”。券売機は先にお金→カード投入が合言葉。
買い方を一気におさらいしたい方は、以下の記事をブックマークして当日見返してください
重量1トンの鉄ソリを曳く農耕馬が、雪国・十勝で火花を散らす――それが世界で唯一の「ばんえい競馬」です。帯広競馬場を舞台に繰り広げられる200m直線レースは、十勝に根付く馬文化の結晶。本記事では歴史から馬券の買い方、家族での過ごし方、場内グルメ、隣接施設「とかちむら」、引退馬が引く馬車Barまで、初め...
STEP5:観戦は第2障害が“劇場”
最大のドラマは第2障害。体の角度、脚の運び、騎手の合図。ここだけで“うわぁ…”が何度も出ます。全体の流れを見たい方は2階席へ。
STEP6:的中なら、払い戻しも“演出”
結果掲示を確認し、払戻機へ。当たり馬券を飲み込んで、静かに札を吐き出す——秒速の達成感が次のレースに背中を押します。
となりは“観光の玄関”——「とかちむら」を使い倒す
食堂・土産・資料展示。とかちむらは帯広観光の“導線装置”です。観戦の合間に糖分補給、30分だけ資料館で馬と開拓の歴史をインプット。視点が一段深くなります。詳しい寄り道プランは以下の記事から!
とかちむらは、世界で唯一の「ばんえい競馬」を観戦できる「帯広競馬場」に隣接する観光スポット。十勝の魅力を一気に味わえる、観光の入口にぴったりの場所といえます。 産直市場で十勝産の旬の野菜や農産物、お土産を選んだあとは、飲食エリアで十勝グルメを堪能する。あるいは「馬の資料館」で、開拓と馬の歴史に...
協賛レースは“自分の物語”を砂上に刻む

編集部は実際に協賛レースを開催しました。レース名に好きなタイトル、出走表や馬券にその名が印字、表彰式で口取り写真。個人でも1口1万円~で申し込めます。遊びが一段階“自分ごと”になる体験記はこちら
世界で唯一の競馬“ばんえい十勝”には、レースに好きな名称をつけた『冠レース』を開催できる「協賛レース」制度があります。自分で名付けたレース名が玄関の看板や出走表、馬券など、いたるところに載るから、観戦のテンションが格段に上がること間違いなし! ばんえいのレースがまさに“自分ごと”になるんです。 ...
旅行最終日に「プロポーズ記念レース」。どうですか。旅が本当に“一度きり”になります。
これで“沼”が深くなる—観戦の4つのツボ

1.二つの障害=二幕構成
第1障害で気配を測り、第2障害で勝負。砂の重さ・気温・湿度・出走順で、同じ馬が別人の顔を見せます。
2.歩きながら応援できる距離の近さ
コース脇を並走できるのはばんえいだけ。鼻息と砂塵、騎手の掛け声が届きます。
3.歴史を知ると、1トンが“重み”に変わる
農耕馬の力比べが原点。廃止の危機を市民とファンが救い、帯広で独自進化。背景を知るとレースは文化体験に。資料の要点はこちら
重量1トンの鉄ソリを曳く農耕馬が、雪国・十勝で火花を散らす――それが世界で唯一の「ばんえい競馬」です。帯広競馬場を舞台に繰り広げられる200m直線レースは、十勝に根付く馬文化の結晶。本記事では歴史から馬券の買い方、家族での過ごし方、場内グルメ、隣接施設「とかちむら」、引退馬が引く馬車Barまで、初め...
4.“食”がハイレベル
場内ソウルフード+隣のとかちむらの名店。観戦の合間に“うまい”をはさむと、集中力が持続します
とかちむらは、世界で唯一の「ばんえい競馬」を観戦できる「帯広競馬場」に隣接する観光スポット。十勝の魅力を一気に味わえる、観光の入口にぴったりの場所といえます。 産直市場で十勝産の旬の野菜や農産物、お土産を選んだあとは、飲食エリアで十勝グルメを堪能する。あるいは「馬の資料館」で、開拓と馬の歴史に...
はじめての人ほど“勝ちやすい”買い目は?

- 複勝(3着以内):推し馬の“応援買い”で当たり体験を。
- ワイド:パドックで良く見えた2頭をつなげる。読みが当たる快感が来ます。
- 馬複(馬連):人気馬+気になる穴馬で“自分の予想”を作る。
買い目の具体例とマークカードの塗り方は、図解つきで▼
重量1トンの鉄ソリを曳く農耕馬が、雪国・十勝で火花を散らす――それが世界で唯一の「ばんえい競馬」です。帯広競馬場を舞台に繰り広げられる200m直線レースは、十勝に根付く馬文化の結晶。本記事では歴史から馬券の買い方、家族での過ごし方、場内グルメ、隣接施設「とかちむら」、引退馬が引く馬車Barまで、初め...
1夜で“十勝の濃度”を体に入れる——理想プラン

| 15:00 | 帯広着→ホテル |
| 16:00 | とかちむらで遅めランチ&資料館(モデルコースはこちら) |
| 16:45 | 出走表→館内一周→パドック |
| 17:15 | 1R目は“複勝+ワイド”で肩慣らし(買い方完全攻略はこちら) |
| 18:00 | 2R目は第2障害下で全力応援 |
| 18:30 | 払戻→場内グルメで乾杯 |
| 19:00 | 3R目は2階席で俯瞰観戦 |
| 20:00 | ナイターの砂煙を目に焼き付けて撤収 +α記念日に合わせて次回協賛レースを検討(体験記はこちら) |
よくある不安に先回り
Q:雰囲気が“ギャンブル寄り”で不安です。
A:観光客や家族連れが多く、スタッフの声掛けも丁寧。ライトに楽しめる空気です。
Q:子どもは楽しめますか?
A:馬が近いので体験として最高。砂が舞うので服装と目の保護だけ意識を。
Q:買い方が不安です。
A:この記事のSTEP4だけ見返せばOK。さらに詳しくは → 完全攻略ガイド
Q:寄り道はどこへ?
A:まずはお隣のとかちむらで“十勝の要約”をどうぞ → 鉄板モデルコース
北川的・ばんえい“沼”宣言

観光の本質は「ここでしか起きない体験」に出会うことです。ばんえいはまさにそれ。砂の上で、重さと呼吸と戦略が交差し、最後のひと踏ん張りで人も馬も報われます。さらに踏み込むなら、観る・賭ける・食べる・学ぶに“つくる(協賛)”を足してください。遊びが、一気にあなたの物語になります。編集部の丸ごと体験は以下の記事に
世界で唯一の競馬“ばんえい十勝”には、レースに好きな名称をつけた『冠レース』を開催できる「協賛レース」制度があります。自分で名付けたレース名が玄関の看板や出走表、馬券など、いたるところに載るから、観戦のテンションが格段に上がること間違いなし! ばんえいのレースがまさに“自分ごと”になるんです。 ...
砂が舞う夜、第二障害のふもとで、知らない隣の人と同時に「いけーっ!」と叫ぶ。その“同時性”こそ、旅の魔法です。
実用メモ(保存版)
- 開催地:帯広競馬場(隣接:とかちむら)
- アクセス:帯広駅から車で約7分/バス多数
- 入場料:無料(2026年2月現在)
- 必携:出走表、現金(券売機は現金が早い)、歩きやすい靴、季節装備
- 初心者の買い目:複勝/ワイド(図解 → 完全攻略)
- 寄り道:食とお土産は → とかちむら
- “作る”体験:協賛レースの始め方 → 編集部の体験記
〆のひと言
世界でここだけ。それは“よそ見ができない”ということでもあります。砂の匂い、馬の汗、歓声、そして自分の鼓動。全部まとめてばんえい十勝。
この記事を“しおり”に、帯広の夜を思い切り遊んでください。












