北海道十勝・音更町の広大な丘陵地に建つ「イージーリビングテラス」は、約35,000㎡の敷地と隣接する十勝牧場に囲まれた静かな環境にある宿泊施設です。
帯広市街から車で30分、帯広空港からも1時間ほどとアクセスも良好。周囲には地平線まで続く畑や牧場が広がり、遠くに大雪山系や日高山脈を望む雄大な景観を眺められる魅力です。
※本記事の掲載情報は令和7年10月現在のものです。
選べる3つの宿泊スタイル
イージーリビングテラスでは主に「コテージ」「キャビン」、そして「メインハウス」、趣の異なる計4室の客室を備えています。それぞれの特徴を紹介します。
1.コテージ

木の温もりのなかで、癒される時間を楽しめる
敷地に入ると最初に目に入るのが、ログハウス風に建てられた木造のコテージ棟。木の香りが優しく漂い、高い天井が開放感あふれる居住空間を演出しています。リビングとダイニングキッチンが一体となった広々とした空間に、独立した寝室を配置。屋根裏には遊び心あるロフトもあり、別荘のような非日常感を楽しめます。
屋外には自然に包まれた屋根付きウッドデッキを備え、鳥のさえずりを聞きながらゆったりとした時間を過ごせるのも魅力。コテージ宿泊者に限り、ウッドデッキでの喫煙も可能です。
長期滞在にも対応できる設備が整っており、キッチン用品や調味料、ドラム式洗濯乾燥機、Wi-Fi、テレビ、オーディオなどを完備。定員は3名で、3人目の宿泊者はロフトでの就寝となります。
カップルや少人数のグループで、のんびり滞在したい方におすすめの棟です。
2.キャビン

シックな内装のなかで、心落ち着く時間を過ごせる
メインハウスの隣に佇むキャビン棟は、2015年にガレージを改装して生まれた特別な宿泊スペースです。白を基調とした外観とモダンな内装が特徴で、こだわりの調度品や薪ストーブが非日常の空気を演出し、穏やかな時間を提供してくれます。
室内はリビングと寝室を一体化させた開放的な造りで、ゆったりとしたソファに腰を下ろして読書を楽しんだり、自然の音に耳を澄ませながら食事を味わったりと、贅沢なひとときを過ごせます。
設備も充実しており、テレビや薪ストーブを備えているため、快適さとプライベート感の両方を満喫できます。定員は最大2名で、カップルや少人数での滞在に最適です。
3.メインハウス(現在休止中)

シングルとツイン、2つの部屋があり最大3名で宿泊できるメインハウス
イージーリビングテラスを象徴する三角屋根のメインハウスには、ツインルームとシングルルームの2室を用意。いずれも静かな時間を大切にした雰囲気で、薪ストーブの温もりとともに十勝らしい滞在を楽しめます。
ツインルーム

十勝牧場を正面に望む大きな窓が設置されており、開放的な印象のツインルーム
ツインルームにはベッド2台に加えてクローゼットと化粧台も備え、モダンなバスタブ付きバスルーム(24時間利用可)を完備しています。
キッチンや洗濯設備はありませんが、食事はメインハウスのダイニングで楽しめます。夜には薪ストーブの柔らかな炎の暖かさに包まれ、静かな時間を過ごせるのが魅力です。
シングルルーム

特別なおこもり感に浸れるシングルルーム
お一人様専用のシングルルームは、コンパクトながら落ち着いた空間。壁一面の飾り棚が印象的で、和の要素にエスニックな雰囲気が加わっています。思索にふけったり、何もせずゆったりとした時を過ごしたりと贅沢な自分時間をつくれる部屋です。
※現在このタイプの居室については、ご提供を中止しています。利用の再開や詳細については、公式ホームページにてご確認ください。
イージーリビングテラスの食事の魅力
「イージーリビングテラス」では、こだわりの朝食を提供しています。自家菜園で育った無農薬の野菜や果物など、自然の恵みを活かした手作り料理が並びます。
たとえば、庭で採れたハスカップやカシスを使ったジャムは、ここでしか味わえない絶品の一品。爽やかな酸味と優しい甘さが、朝のパンをより特別な味わいにしてくれます。

自家菜園で収穫した果実を使った自家製ジャム
心のこもった朝食を楽しめるのは、「イージーリビングテラス」の大きな魅力のひとつです。
曜日ごとの朝食メニュー
「イージーリビングテラス」では、曜日ごとに内容が変わる日替わりの朝食を提供。連泊でも毎朝の食卓が楽しみになるよう、素材選びやメニュー構成に心配りが行き届いています。
月・水・金の朝食(1,000円/人)

地元ベーカリー店舗のパンを中心にした朝食(メニュー例)
木・日の朝食(1,700円/人)

自家製パンと菜園野菜をふんだんに使った贅沢な朝食(メニュー例)
さらに、自家製ヨーグルトやジュース、スープもセットになり、栄養バランスのとれた朝食が楽しめます。
火・土の朝食(500円/人)

北海道産チーズやハムを楽しめるリーズナブルな火曜日限定メニュー(メニュー例)
夕食について
夕食は基本的に提供されませんが、宿泊当日の午後4時までに申し出れば、ご飯とお味噌汁を無料で用意してもらえます(午後5時半〜6時に提供)。コテージとキャビンにはキッチンが完備されているため、近隣の道の駅やスーパーで食材を調達し、自炊を楽しむのもおすすめです。
イージーリビングテラスの3つの魅力
朝食の評判が高い「イージーリビングテラス」ですが、魅力はそれだけにとどまりません。ここでは、宿泊者から特に好評を得ている3つのポイントをご紹介します。
1.十勝の雄大な自然を堪能できる

果てしなく続く畑や牧場、空の彼方に望む大雪山系や日高山脈の山並みを堪能できる
イージーリビングテラスでは、都会では味わえない雄大な景観と静けさに身を委ねられます。夜は夏でも肌寒く、満天の星空と深い闇が広がり、冬には一面の銀世界が訪れるのも魅力。
朝には野鳥のさえずりが響き、リスやキツネなど野生動物に出会えることもあります。自然そのものが旅の演出家となってくれる環境で、何もないからこそ心がほどけ、ゆったりと流れる時間を過ごせるのが、「イージーリビングテラス」ならではの醍醐味です。
2.趣向の異なる3種類の客室から選べる

趣の異なる3つの棟がえらべる。写真はキャビンの室内
「イージーリビングテラス」には、メインハウス・コテージ・キャビンの3棟があり、宿泊スタイルごとに異なる魅力を備えています。それぞれ趣が大きく異なるため、どの部屋を選ぶか迷う場合もあるでしょう。
以下の表に特徴と料金をまとめましたので、滞在スタイルに合わせて参考にしてください。
棟・客室 | 特徴 | 定員 | 宿泊費 (参考:令和7年) |
コテージ | ログハウス風。 ロフト・キッチン・ウッドデッキ付き。 長期滞在やグループ利用に最適。 | 最大3名 | 1名利用 27,000円/泊 2名利用 23,000円/泊 3名利用 20,000円/泊 ※連泊割引あり |
キャビン | 白を基調としたシックな造り。 薪ストーブ付きで人気の客室。 三角屋根の本館。 | 最大2名 | 1名利用 25,000円/泊 2名利用 21,000円/泊 ※連泊割引あり |
メインハウス | モダンなツインとエスニック調の シングルを同グループで利用可能。 ※1~2泊のみご利用できます。 | 最大3名 | ツイン: 1名利用 14,000円/泊 2~3名利用 13,000円/泊シングル: 13,000円/泊 |
※コテージとキャビンの連泊割引の料金は、来年(令和8年)から変更予定です。
※季節や日程により料金が変動する場合があります。
※料金は1名分・消費税込・朝食代を除いた金額です。
3.観光名所へのアクセスが良好

千と千尋の神隠しを彷彿とさせる湖底線路がみられる「然別湖」までは車で50分
「イージーリビングテラス」の周辺には、十勝らしい自然や文化を体験できるスポットが点在しています。そのため十勝観光を楽しむ拠点としてもピッタリです。ここでは特に人気の高い4つのスポットをご紹介します。
十勝牧場(施設に隣接)
映画やドラマでも登場する白樺並木は必見。羊や馬がのんびり草を食む牧歌的な景観に癒されます。
十勝川温泉(車で約30分)
国内でも珍しい「モール温泉」。日帰りで楽しめる入浴施設が多く、旅の疲れを癒すのにぴったりです。
然別湖(車で約50分)
標高800mに位置する十勝唯一の自然湖。夏から秋にかけてはカヌーやトレッキングなどのアクティビティが楽しめ、静かな森と湖の景観を味わえるスポットです。
糠平湖(車で約1時間)
水位で姿を変える「幻の橋・タウシュベツ橋梁」が有名。自然の中でドラマチックな風景に出会えます。
宿泊者の口コミ
数あるイージーリビングテラスの口コミの中から、施設の雰囲気がよくわかるものを厳選してご紹介します。ぜひ、宿泊を検討する際の判断材料にしてみてください。
オーナーの心遣い 気配りが こだわりが とても心地よく 快適に過ごすことができました。麻のパジャマ、タオル、ベットも上質なものを使っていただいていて ゆっくり休めました。3泊しましたが帰りたくなくなりました。また再訪したいです(引用:Googleマップ)
女性一人旅でしたが、気さくで明るい雰囲気の女性オーナーさんだったので話もしやすく、安心して楽しい滞在ができました。キャビンに一泊しました。1人では勿体無いぐらいなんでも揃っていて快適でした。また周りは十勝らしい、延々と続く畑や牧場が広がり、夜は空一面に星が見えて、北海道らしい自然を満喫できました。|朝食は近隣の農作物を使ってのオーナーさんの手作りで、ボリュームもたっぷり。どれを食べても美味しくて大満足でした。|今回は一泊しか予約が取れなかったのですが、ぜひとも2泊、3泊としたいお宿です。(引用:Googleマップ)
のんびり安心して泊まれる宿です。長期滞在向けの生活に必要な物は全て揃っています。何より静かなのがとてもいい。(引用:Googleマップ)
アクセス
最後に公共交通機関と車を利用したアクセス方法をご紹介します。
公共交通機関でのアクセス
最寄りのバス停は拓殖バス「東士狩(ひがししかり)入り口」。
帯広駅から新得・鹿追方面行きに乗車し、最寄りのバス停「東士狩(ひがししかり)入り口」で下車してください。下車後は徒歩約15分です。バス停からは宿の看板とカーブミラーがある坂道を登り、パン屋「toi」を過ぎて砂利道を500mほど進んだ右手にあります。
車でのアクセス
道東自動車道・音更帯広ICから約9km(車で15分)、帯広空港から約37km(約1時間)、新千歳空港からは約3時間半です。音更市街からは道道133号線を北上し、音更高校や白樺並木を過ぎ、二つの橋を渡った後に右手の坂道を登ります。
※カーナビに電話番号を入力すると正確に表示されない可能性があります。パン屋「toi」や音更高校を目印にするとスムーズです。
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